【第6話】削るだけじゃない!50代の「メリハリ家計術」

夫を見送り、一人暮らしの家計簿(月15.5万円)を整えていく中で、ふと心にブレーキがかかる瞬間がありました。

「あれも削らなきゃ、これも節約しなきゃ……」

けれど、すべての支出をギリギリまで切り詰める暮らしは、息が詰まってしまいます。大切なのは単なる節約ではなく、「削る場所」と「自分らしさを守るために使う場所」のメリハリをつけること。

今回は、私がたどりついた50代一人暮らしの「メリハリ家計術」をお届けします。

目次

節約の「落とし穴」とメリハリの基準

固定費や生活費を見直す際、一番やってはいけないのが「心の栄養や必要な快適さまで削ってしまうこと」です。50代からの家計管理では、支出を2つの性質に分けて考えるようにしています。

  • 引き締める支出(作業として削る)
    • 無自覚に払っている固定費、習慣で行っていた日々の小さな出費、制度を使って賢く浮かせられる日用品。
  • 大切にする支出(意図して使う)
    • 自分の機嫌や清潔感を整えてくれるもの、大切な人(家族や孫)との笑顔につながる費用。

我慢しない!私の「メリハリ支出」比較

項目切り詰めたこと・工夫したこと(削る)心を満たす使い方(かける)効果と心の変化
美容・ベースメイク基礎化粧品は貰い物やプチプラを活用し、量を惜しまずたっぷり使ってコストカット。20代から愛用するカバーマークの「フローレスフィット」を死守伸びが良く少量で済むため実は月割りのコスパ抜群。自信を持って外に出られる
髪・白髪ケアセルフカラーの失敗・ストレス(お風呂が汚れる自作はNG!)美容院での白髪染め+白髪染めシャンプーの併用美容院の仕上がりをキープしつつ、通う頻度を少し減らして賢く節約
習慣・趣味(珈琲)値上がりした毎朝のコンビニ珈琲をやめ、マイ水筒へブルックス(BROOK’S)のドリップバッグで淹れる丁寧な時間1杯数十円で本格カフェ気分。無駄な習慣出費を削って美味しく節約
日用品・食費ふるさと納税をフル活用(トイレットペーパーは普段買わない!)孫が遊びに来たときに振る舞う手料理嵩張る買い物の手間も減り、浮いたお金と時間で家族との温かい時間を味わう

1. 美容費:賢く抑えて、「譲れない一品」に投資する

美容費の節約というと「すべてを安物に切り替える」と思われがちですが、それは違います。

実は我が家、基礎化粧品はコスメ好きの妹からのお下がりやプレゼントでほとんどまかなえています(笑)。

自分でお金をかける必要がない仕組みができているからこそ、その分メイクの土台になるファンデーションだけに投資できるんです。

20代の頃からずっと私の肌を支えてくれている、カバーマークの「フローレスフィット」。

ひと塗りで安心できるカバー力とツヤ感は、他のどんなものでも代わりが効きません。

「デパコスは高いのでは?」と思われそうですが、購入はいつも「楽天スーパーセール」でポイントをしっかり還元。驚くほど良く伸びるので、1つ買えば3ヶ月は余裕で持ちます。同ブランドのチークやパウダーに至っては、半年近く持つことも。

「月割りで計算してみると、実はものすごくコスパが良い」。抑えられるところは賢く抑え、自分を最高に見せてくれる一品を長く大切に使うのが私のスタイルです。

2. 髪のお手入れ:白髪染めはプロにお任せ。+αの工夫で賢く浮かせる

そして美容費の中でもうひとつ、「ケチらない」と心に決めているのが美容院での白髪染めです。

以前、節約しようと市販のカラー剤で染めてみたことがあるのですが、不器用なせいでムラになり、挙げ句の果てにお風呂場を真っ黒にして大惨事に……。あの落とす大変さと精神的なショックを味わってからは、「自分で染めるのは絶対にしない」と固く誓いました。

けれど、生え際の白髪はすぐに目立ってくるもの。毎回美容院に通うと出費もかさみます。

そこで今気になっているのが、毎日のバスタイムで使える「白髪染めシャンプー」です。

お風呂場を汚さず、毎日のシャンプー代わりに使うだけで生え際を優しくカバーできるなら、美容院に行く間隔をほんの少し伸ばせるかもしれない——。プロの手を借りる安心感はそのままに、+αのアイテムでかしこく美容費をコントロールする。そんな新しい工夫にワクワクしています。

3. 習慣の見直し:朝のコンビニ珈琲から「マイ水筒」へ

日々の習慣の中で真っ先に見直したのが、「毎朝のコンビニ珈琲」でした。

昨今の値上がりで1杯の値段も上がり、気づけば塵も積もって大きな出費に。「なんとなく買う習慣」をやめ、毎朝自分で珈琲を淹れてお気に入りの水筒に入れて持ち歩くことにしました。

愛用しているのは、長年お世話になっているブルックス(BROOK’S)のドリップバッグ。

1杯あたりのコストを大幅に抑えられるのに、本格的な香りと深い味わいが楽しめるので、我が家に欠かせない定番アイテムです。

ちなみに水稲にもこだわりがあって、ワンタッチで開くもの。と決めています。

珈琲を飲むのを我慢するのではなく、自分の手で美味しく淹れる小さな丁寧さをプラスする。それだけで無駄な支出が浮き、温かい珈琲をいつでも一口飲める贅沢感と満足感が手に入りました。

4. 日用品:「ふるさと納税」で日々の支出と手間を削る

もうひとつ、日用品の節約で大活躍しているのが「ふるさと納税」です。

我が家では、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品はふるさと納税の返礼品でまとめて賄っています。そのため、普段の買い物でトイレットペーパーを買うことはほぼありません。

日々のドラッグストアでの出費がダイレクトに減るだけでなく、重くて嵩張る紙類を家に持ち帰るストレスからも解放されました。賢い制度を活用して作業的にコストを削ることで、心にも家計にも大きなゆとりが生まれます。

5. 孫への手料理:お金ではなく「時間と愛情」をかける

孫が遊びに来てくれる日は、特別なごちそうを外食で用意するのではなく、「心を込めた手料理」で迎えるようにしています。一番下の孫がまだ1歳で、外食では落ち着かないというのも理由です。

  • 旬の野菜を使った優しい味付けの煮物
  • お孫さんが大好きな特製ハンバーグや型抜きクッキー

外食に比べれば費用は何分の一かで済むうえに、周りに気を使わなくてもよい。何より「おばあちゃん家のごはん大好き!」と言ってもらえる喜びは、いくらお金を出しても買えない宝物です。

支出のメリハリで「心の平穏」を手に入れる

家計を整える目的は、自分を縛り付けるためではありません。これからの人生を、自分らしく穏やかに過ごすためのものです。

抑えるべきところはスマートに抑え、譲れないこだわりや自分への投資にはしっかり使う。「削る」と「使う」のバランスが取れると、お金を使うことへの罪悪感が消え、毎日がぐっと愛おしく思えるようになります。

次回のお話

▶︎ 【第7話】50代一人暮らしの命綱「中高齢寡婦加算」とは?

📖 これまでのお話

▶︎ 『凪の森の小さな暮らし』記事一覧はこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、めいです。
50代、単身。夫との死別や仕事の限界をきっかけに「これからの生き方」を見つめ直し、自分らしい身の丈の暮らしを模索中です。

悩んだ末に見つけた制度やおカネのリアル、心穏やかに暮らす工夫を綴っていきます。どうぞよろしくお願いします。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次