子どもの頃、私は大人しいタイプだった。
教室でもあまり目立たない。
自分から輪の中へ入っていくのも苦手だった。
今で言うと、
完全に陰キャである。
当時は、
明るくて人気者の子が眩しかった。
みんな自然に笑って、
自然に友達がいるように見えた。
だから私も、
そうなりたかった。
無理して明るくしてみたり、
テンションを上げてみたり。
でも続かなかった。
頑張れば頑張るほど、
自分じゃない感じがした。
家に帰ると疲れる。
そしてまた、
「変わらなきゃ」と思う。
今思うと、
あの頃の私は、
自分に向いていないことを頑張っていた。
人付き合いが得意な人もいる。
大勢でいる方が楽な人もいる。
私は違った。
ただそれだけだった。
大人になると、
苦手を克服することより、
向いていないものを諦める方が大事な気がする。
私は陽キャにはなれなかった。
でも、
ならなくても困らなかった。


コメント