ある日、胸にチクッとした違和感があった。
何となく気になって触ってみると、小さなシコリがあった。
翌日、乳腺外科を受診した。
そして、乳がんが見つかった。
検査や診察が続き、手術の日を迎えた。
手術室に入ると、手術が始まるまで少し待つ時間があった。
その数分で、急に心細くなった。
急に怖くなった。
そんな時、看護師さんがそっと肩に手を置いて言った。
「大丈夫。目が覚めたら、もう癌は無いよ。」
その言葉を本当に信じられたわけではない。
それでも、あの日の私は、その言葉に救われた。
あの時、肩に置かれた手のぬくもりは、今でも忘れられない。
手術を控えて不安な方へ(この経験から伝えたいこと)
手術室に向かう時や、あの冷たいベッドに横たわる時、怖くて不安になるのは当然のことです。私自身、手術室の独特な空気の中で、孤独と不安で押しつぶされそうでした。
これから手術を控えている方に、私の経験から一つだけアドバイスできるとすれば、「不安な気持ちは、決して我慢せずに医療スタッフに伝えて大丈夫」ということです。
- 素直に「怖い」と口に出してみる: 看護師さんや先生は、数多くの患者さんの不安に寄り添ってきたプロです。強がらずに不安を伝えることで、声かけや肩に触れるなどの温かいサポートをしてくれます。
- あなたは一人ではありません: 手術室に入ると孤独を感じますが、医療チームの皆さんが全力であなたを守ってくれます。
あの日の看護師さんの「大丈夫」という言葉に私が救われたように、不安な時はどうか一人で抱え込まず、周りのスタッフを頼ってくださいね。


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