乳がん治療で、実際に自己負担した金額は524,461円だった。
これは、2020年2月から2025年2月まで約5年間の治療費を、マネーフォワード MEに保存していたCSVデータから一件ずつ集計した結果である。
乳がんの治療が終わってから、一度やってみたかったことがあった。
「結局、治療費はいくらかかったのだろう。」
病院へ行くたびに支払いはしていたが、その場で終わってしまい、5年間の合計金額は分からないままだった。
そこで今回、2020年から2025年までのCSVデータを見直し、乳がん治療に関係する支出だけを集計した。
駐車場代や乳がん以外の医療費、高額療養費制度による還付金、保険金は除外し、実際に自己負担した金額のみを計算している。
集計して分かったこと
集計の結果、自己負担額は524,461円だった。
約5年間の治療では、手術、SAVI治療、PET-CT、MRI、骨シンチグラフィー、遺伝子検査、ホルモン療法を受けた。治療が終わった後も、定期的な検査と通院は続いた。
費用の中でも印象に残っているのは、PET-CT検査とSAVI治療だった。
PET-CT検査は1回約29,000円で、合計6回受けた。SAVI治療(入院費を含む)は111,390円。さらに、条件を満たしたため受けた遺伝子検査は62,300円だった。
ホルモン療法は約5年間続き、エコー検査は約3か月ごと、血液検査は約半年ごとに受けてきた。
診断書も約10回作成している。診断書は一度自己負担で支払い、その後まとめて保険会社へ請求していた。作成料だけでなく、病院へ行く時間や手続きの手間も、積み重なると決して小さくはなかった。
当時は高額療養費制度を利用していた。所得区分に応じた自己負担限度額は57,600円。この制度には本当に助けられた。
手術だけでは終わらない
今回、5年分のデータを振り返って改めて感じたのは、乳がん治療は「手術をすれば終わり」ではないということだった。
検査、薬、通院、診断書。
一つひとつは決して高額ではない。
しかし、それらは治療が続く限り、何年にもわたって積み重なっていく。
数字として集計してみると、負担の大きさは「いくらかかったか」だけではなかった。
毎月の通院。定期的な検査。薬を飲み続ける日々。
治療は、生活の中に静かに居続けていた。
この記事で紹介した金額は、あくまで私自身の実際の記録である。治療内容や所得区分、加入している保険によって自己負担額は異なるため、すべての人に当てはまるものではない。
それでも、この実際の数字が、これから治療を受ける人や、「乳がん治療には実際どのくらいお金がかかるのだろう」と思っている人にとって、一つの参考になればうれしい。
524,461円という数字以上に残ったのは、5年間という時間だった。
5年間の乳がん治療費まとめ
| 項目 | 金額・内容 |
|---|---|
| 自己負担総額 | 524,461円 |
| 治療期間 | 約5年間 |
| PET-CT | 約29,000円 × 6回 |
| SAVI治療(入院費含む) | 111,390円 |
| 遺伝子検査 | 62,300円 |
| ホルモン療法 | 約5年間 |
| 高額療養費制度 | 自己負担限度額57,600円(当時) |

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